Deep Learningの開発環境の主流となっているCaffeをインストールした。
Caffeは、Google ResearchのYangqing Jia博士がUniversity of California, Berkeley在学時に開発し、下記のサイトにて提供されている。C++のcaffeライブラリに加え、PythonとMatlabのインタフェースが提供されている。対応OSは、LinuxとMacで、ネットで見た限りでは、Ubuntu 14.04LTSで利用している事例が多い。
http://caffe.berkeleyvision.org/
今回は、Windows7上のVirtualBoxで動かしているUbuntu 14.04LTSに、Caffeをインストールしてみた。基本的には、下記のサイトで紹介されている手順に従えばよい。
http://www.nal.ics.es.osaka-u.ac.jp/personal/k-yamanishi/CaffeUbuntu.html
しかしながら、make時にリンクエラーが出たため適宜パッケージを追加する必要があった。
実際に次のパッケージを追加した。
sudo apt-get install libprotobuf-dev libboost-dev libleveldb-dev libopencv-dev libhdf5-dev libsnappy-dev libboost-system-dev libboost-thread-dev libboost-python-dev
今回のように、make時にリンクエラーがでた場合は、apt-cacheを使って関連するパッケージを探すことができる。例えば、
apt-cache search leveldb
また、インストールしたパッケージの中身は、dpkg-query -Lを使って見ることができる。
query-dpkg -L libleveldb-dev
大体2時間程度でインストールが完了し、python上で「import caffe」を実行することができた。