前回のエンジンがかからなくなったは、セルモータが回っていないのが原因なので直接は関係がないかもしれないが、念のため点火プラグを外して見たところ真っ黒になっていた。
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これでは、セルモータが回るようになっても問題になりそうなので、交換した。
プラグレンチは、下の写真のように車体の左側のエンジン上部に取り付けられている。
ケーブルは手でぐりぐりと回すと外すことができる。ケーブルを外した状態が下の写真。
この白い部分がス点火プラグのお尻で、取り外すためには18mmの専用のプラグレンチが必要となる。今回は、Amazonで下記のキタコ(KITACO) 2ウェイプラグレンチを購入した。
また、新しい点火プラグのNGKのDR8EAもAmazonで購入した。
キタコのプラグレンチで、古い点火プラグを外して、新しいNGKのDR8EAに無事交換することができた。
この点火プラグは、エンジンの4ストローク行程の「吸入」、「圧縮」、「燃焼・膨張」、「排気」のうち「圧縮」のタイミングで点火を行う。つまり、例えばエンジンの回転数が5000rpmの場合は、1秒間に5000回点火を行い「燃焼・膨張」を促していることになる。
そのうちセルモータが回るようになれば、センサがピストンの圧縮の動きを感知し、イグナイターと呼ばれるトランジスタをON、OFFし、点火プラグに電圧をかけるようおになるのだが、点火さには約3万ボルトという高電圧が必要になる。しかし、ご存じのようにバイクのバッテリーは12vしかない。
12vの電圧を3万ボルトまで上げるために、イグニションコイルと呼ばれる2つのコイル(1次コイルと2次コイル)を用いている。まず、1次コイルでは「自己誘導作用」により、ONからOFFになった際に磁界を保とうとすることにより、約300ボルトの電圧が生じる。2次コイルの巻き数は1次コイルの約100倍になっていて、さらに2次コイルでは「相互誘導作用」により、1次コイルの100倍の電圧が生じて、約3万ボルトの電圧となるという原理である。
詳細については、下記のページとyoutubeの動画が参考になる。
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1305/23/news013_3.html
https://www.youtube.com/watch?v=9uuH2kguDgE
https://www.youtube.com/watch?v=oODUt9HlexY