屋外などアクセスポイントが無い場所でも、PCやスマホをRasPiに無線LANで接続できるようにするために、RasPiをアクセスポイント化してみた。
1)hostapdというパッケージをインストール
> sudo apt-get install hostapd
2)サンプルの設定ファイルをコピー
> cd /etc/hostapd/ > sudo cp /usr/share/doc/hostapd/examples/hostapd.conf.gz ./ > sudo gunzip hostapd.conf.gz > ls hostapd.conf ifupdown.sh
3)設定ファイルを変更
hostapd.confの内容を見ると色々と設定項目があるが、取り急ぎ変更する必要がありそうな「ssid」と「wpa_passphrase」を以下のように変更。
> sudo vi hostapd.conf ssid=hachiya-raspi wpa_password=secret passphrase <|| 4)設定ファイル名を起動ファイルにて指定 /etc/default/hostapdを、以下のように変更する。 >|sh| > sudo vi /etc/default/hostapd DAEMON_CONF="/etc/hostapd/hostapd.conf"
5)固定IPアドレスの設定
/etc/network/interfacesを以下のように編集して、IPアドレスを固定にする。
> sudo vi /etc/network/interfaces
auto lo
iface lo inet loopback
auto wlan0
iface wlan0 inet static
address 192.168.0.1
netmask 255.255.255.0
6)network-manegerの停止および再起動
Ubuntuでは、デフォルトではnetwork-mangerによってネットワークの設定の管理が行われているため、上記の/etc/network/interfacesの設定は反映されない。そこで、network-managerを停止してから、再起動する。
> sudo service network-manager stop > sudo reboot
7)PCから接続
raspiを再起動すると、以下のようにPCの無線LANアクセスポイントのリストに表示されるので、接続する。
ただし、今回はraspiにDHCPサーバをインストールしていないので、PC側でもraspiと同じサブネットマスク内のIPアドレスを設定する必要がある。